シンポジウム用の抄録です。引用した主要な論文にリンクを付けています。学会全体のプログラムについてはこのリンクで飛ぶことができます。 未来予測には過去を振り返る必要がある。50歳を迎えたこの学会にも自伝的記憶があり、それは … 続きを読む
カテゴリーアーカイブ: 出版・Publications
書評 ことばと行動 新装版 原井宏明 (2024) 精神療法, 50(2), 139–140.
私の手元には「ことばと行動」の第4刷(2004年8月発行)がある。3年間で4回増刷したことからわかるように、当時から行動療法家にとっての必読書であり、帯にある「行動分析学と言語の発達を知る上で必須の一冊」の言葉の通りであ … 続きを読む
原井宏明. (2002). 慢性の経過をとる患者に対する精神医学的マネージメント,上島国利,中根允文 (編), パニック障害治療のストラテジー (pp154–164) 先端医学社
表題 慢性の経過をとる患者に対する精神医学的マネージメント 著者名 原井 宏明 所属 国立療養所菊池病院臨床研究部 Title Coping with chronic course of pa … 続きを読む
日本動機づけ面接学会(JAMI)第12回大会2024年3月17日 展開し続ける認知行動療法に統合はあるのか?
抄録 展開し続ける認知行動療法に統合はあるのか?パニック症に対する認知行動療法のメタアナリシスから統合の意義を問う 発表者 原井宏明 所属 原井クリニック ㈱原井コンサルティング&トレーニング 2024/03/1 … 続きを読む
原井宏明. (2008). 治験責任医師の仕事から学んだこと:プラセボ反応と臨床家のバイアス. 行動科学, 46(2), 3–12.
治験責任医師の仕事から学んだこと:プラセボ反応と臨床家のバイアス What I learned from the duties of principal investigators; Placebo responses … 続きを読む
動機づけ面接入門(5)私と強迫症そして動機づけ面接 遠見書房シンリンラボ
中井久夫先生の強迫についての記述から始まります。 強迫症患者は、しばしば治療者に嫌われるとまでは言わなくとも煙たがられてきた。二十年前は「強迫症患者をまともに診ようとするのは酔狂だ」とまで公言されていたが、さすがにそれは … 続きを読む
原井宏明 (1992) 第15章森田療法と行動療法 一部分から全体へ一:森田療法を超えて―神経質から境界例へ. 内村英幸 編 (pp. 249–268). 東京: 金剛出版
内部感覚エクスポージャーを使った事例報告としては、私が知る限り日本語では初めてのものだろう。またこの事例はその後の35年間―私の年齢で考えれば、考えられる限りの最長―のフォローアップができている。そちらもいずれ紹介したい … 続きを読む
動悸・息切れをきたす精神科疾患 総合診療(JIM), 25(1), 46–47. 2015
原井宏明 Question & Answer Q:積極的な治療を始めるタイミングは? JIMノート1 パニック障害 A:動悸や息切れは発熱と同じようなポピュラーな訴えです。パニック障害としてすぐに積極的な治療を開 … 続きを読む
総説 強迫症と基礎研究 (草稿) 行動科学 Vol.61,No.1 ,1-5, 2022
強迫症と基礎研究 Title Obsessive-compulsive disorder and basic research 原井 宏明 Hiroaki Harai 所属1 原井クリニック 院長 所属2 株式会社原 … 続きを読む
精神療法についての個人的感想―34年前の私の症例報告から 精神療法 Vol.48 増刊9号113-120 2022
30年を超える関わりがあるパニック症の事例についての報告を書きました。最後はこのように締めくくっています。 改めてT次の年賀状を見ていて,自分が行ったことで、役立ったことを振り返ると上記の文章が見事なまとめになっているこ … 続きを読む