原井宏明. (2008). 治験責任医師の仕事から学んだこと:プラセボ反応と臨床家のバイアス. 行動科学, 46(2), 3–12.

治験責任医師の仕事から学んだこと:プラセボ反応と臨床家のバイアス What I learned from the duties of principal investigators; Placebo responses … 続きを読む

動機づけ面接入門(5)私と強迫症そして動機づけ面接 遠見書房シンリンラボ

中井久夫先生の強迫についての記述から始まります。 強迫症患者は、しばしば治療者に嫌われるとまでは言わなくとも煙たがられてきた。二十年前は「強迫症患者をまともに診ようとするのは酔狂だ」とまで公言されていたが、さすがにそれは … 続きを読む

原井宏明 (1992) 第15章森田療法と行動療法 一部分から全体へ一:森田療法を超えて―神経質から境界例へ. 内村英幸 編 (pp. 249–268). 東京: 金剛出版

内部感覚エクスポージャーを使った事例報告としては、私が知る限り日本語では初めてのものだろう。またこの事例はその後の35年間―私の年齢で考えれば、考えられる限りの最長―のフォローアップができている。そちらもいずれ紹介したい … 続きを読む

動悸・息切れをきたす精神科疾患 総合診療(JIM), 25(1), 46–47. 2015

原井宏明 Question & Answer Q:積極的な治療を始めるタイミングは? JIMノート1 パニック障害 A:動悸や息切れは発熱と同じようなポピュラーな訴えです。パニック障害としてすぐに積極的な治療を開 … 続きを読む

総説 強迫症と基礎研究 (草稿) 行動科学 Vol.61,No.1 ,1-5, 2022

強迫症と基礎研究 Title   Obsessive-compulsive disorder and basic research 原井 宏明 Hiroaki Harai 所属1 原井クリニック 院長 所属2 株式会社原 … 続きを読む

精神療法についての個人的感想―34年前の私の症例報告から 精神療法 Vol.48 増刊9号113-120 2022

30年を超える関わりがあるパニック症の事例についての報告を書きました。最後はこのように締めくくっています。 改めてT次の年賀状を見ていて,自分が行ったことで、役立ったことを振り返ると上記の文章が見事なまとめになっているこ … 続きを読む

限局性恐怖症

1.はじめに 限局性恐怖症(specific phobia : SP)はある特定の状況や対象に対して,避けたり立ちすくんだり叫んだりしがみついたり,時には失神するなどの恐怖反応の結果,日常生活に障害を来す精神障害である。 … 続きを読む

生活習慣病における動機づけ面接 食行動の心理学

これは2017年に糖尿病専門家を対象に行った講演のスライドです。 生活習慣病における動機づけ面接 食行動の心理学  

2020年9月末に原井の著作集2冊目「認知行動療法実践のコツ」が金剛出版から出ます

著作集の第2弾がでます。第1弾の対人援助職のための認知・行動療法―マニュアルから抜けだしたい臨床家の道具が2010年でしたから、10年間で1冊のペースになるのでしょう。 緒言を原田誠一先生からいただくことができました。カ … 続きを読む

日常生活に役立てる行動の科学 2010 とらわれからの自由 No.6 p3-11

学習心理学とは 出来事を説明し、新しい方法を考え出すためには「理論」が必要です。日常の言葉や常識だけで説明していたら、画期的な方法を考え出すことはできません。1950年代に学習心理学を心の病気に応用することから行動療法が … 続きを読む