原井自身の行動療法の学びを振り返ると、パニック症や強迫症などの不安、ストレス関連に疾患に対する治療から学び始まったものの、途中で経験した物質関連障害に対する治療が行動療法に対する考え方を大きく変えたことがわかる。動機づけ面接やCRAFTなどはアルコール依存症に対する治療ーAAのような12ステップーを知らなければ触れることはいまだになかっただろう。
2000年に米国保健省が出している治療ガイドラインを翻訳した。以下に示す。
覚せい剤使用障害の治療
MATRIXプログラムを創始したRichard Rawson Ph.Dがまとめたガイドラインである。
薬物依存治療動機づけ
William Miller Ph.Dたちがまとめた動機づけ面接のプログラムである。以前のものなので変化のトランスセオリティカルモデルが大きく取り上げられている。