強迫症の認知行動療法 「公認心理師技法ガイド」(製作中?)の草稿

要点整理 強迫症は認知行動療法が特に有用な疾患である。他の疾患と比べると自然治癒がまれで、薬物も含めた他の治療法の効果が劣る。 セルフモニタリングや強迫儀式短縮化訓練、エクスポージャーと儀式妨害(ERP)が主である。ハビ … 続きを読む

ほんとの対話「ワークショップから学ぶ認知行動療法の最前線 PTSD・強迫性障害・統合失調症・妄想への対応」書評. こころの科学. 2009;144(3):127

本書は2004年7月に神戸で開催された世界行動療法認知療法会議(World Congress of Behavioral and Cognitive Therapies, WCBCT)のワークショップの記録である。学会で … 続きを読む

成人の精神障害の10年 キーワード別文献件数による研究の動向. 行動科学, 34(1), 31–36. 1995

英文Abstract The changes of the researches on adult mental disorders in the last decade were reviewed. The autho … 続きを読む

ケースの見方・考え方 原井の場合1:原井宏明,大野高志. うつ病ケースを動機づけ面接のワークショップでコーチする.精神療法,44(1),97-104,2018

「ケースの見方・考え方」の見方・考え方 原井にとってのケース・カンファレンス:自分が参加者のとき 医師ならば研修医のころからケース・カンファレンスに出ているだろう。原井は中井久夫教授率いる神戸大学精神科で研修医をした。こ … 続きを読む

ケースの見方・考え方 原井の場合3:原井宏明,村井佳比子. 症例検討会でのスーパービジョン.精神療法,44(3),xxx-xxx,2018

はじめに 前回の誤記訂正から 原井の私事で申し訳ないが、前回2回目の原稿の校正が届いたとき私のマンションに息子がやってきた。ちょうど良いタイミングなので彼に肥前療養所の保育園で起きたゆで卵事件のことを尋ねてみた。 息子「 … 続きを読む

ケースの見方・考え方 原井の場合2: 原井宏明,今井淳司. 電子メールによるスーパービジョン. 精神療法,44(2),107-114,2018

はじめに 馬場謙一先生の巻頭言から 私はシリーズ「ケースの見方・考え方」を3回担当することになっている。今回は2回目である。1回目が掲載された40巻1号が届いたので最初から目を通してみた。馬場謙一先生の巻頭言(1)が目に … 続きを読む

2014, 強迫性障害の認知行動療法-個人療法,集団集中治療,サポートグループ. メンタルクリニックが切り拓く新しい臨床(原田誠一 編) 東京: 中山書店 2014. p. 99–108

I.              国立病院の部長からクリニック院長へ 私は20008年1月、熊本の国立菊池病院を辞めて,なごやメンタルクリニックの院長になった。サラリーマンであり,経営者ではない。人事は全て和楽会理事長が決 … 続きを読む