原井宏明(2012)認知行動療法中級レッスン7 ケースフォーミュレーション中級レッスン 嗜癖・アクティングアウト系①,臨床心理学12(4),573-579

ケースフォーミュレーション1:嗜癖・アクティングアウト系?
嗜癖・アクティングアウト系とはいったい何だろうか?どんなものであっても,それに対して何かするためには,その何かを概念化しなければならない。認知行動療法で言う“ケースフォーミュレーション”である。本誌の中で調べてみよう。私は雑誌は全て裁断・自炊し,OCRにかけ,テキスト検索できるようにしている。臨床心理学は2009年5月号からが手元にある。
本誌では,第11巻2号の特集“臨床技法としての面接”で,髙原(髙原朗子 2011)が「発達障害児への面接技法」の中で次のように書いている。
ケースフォーミュレーション2:中級レッスン?
治療に関する論文を検索し,得られた情報を評価する
単純ハビットリバーサル(SHR)の有用性
嗜癖・アクティングアウト系にSHR
ケース
まとめ
Does this article really mean an intermediate lesson?
私がここで書いたことは,PubMedで論文を検索し,英語のフルテキストを読み,内容を理解し,実践に生かす,ということになる。PubMedの英語メニュー,検索ストラテジーを理解するだけでも,上級どころか,超特級だとおっしゃるかもしれない。そうであれば,私の中級レッスンのケースフォーミュレーションが間違っていたことになる。認知行動療法の技法や事例について日本語で気楽に検索でき,役立つ論文がフルテキストで読めるような時代はいずれ来るだろうが,それもまだ10年はかかりそうである。それまでは,やはり私がここで書いたことは,上級になるのだろう。申し訳ない。しかし,もし,あなたが上級を目指しているなら,周りの中級者よりも一歩先に行きたいなら,PubMedで論文を検索し,英語のフルテキストを読み,内容を理解し,実践に生かすことは,あなたに必ず役に立つ。Google翻訳などの無料自動翻訳ツールもあるので,ぜひチャレンジしてほしい。

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